歯垢、歯周病、虫歯などが口臭の原因に

口臭の多くは、次のように口の中に原因があって起こります。

舌苔(ぜったい)
舌苔とは、舌の表面につく白い苔状のもので、食べかすや口の粘膜からはがれた上皮細胞、細菌を攻撃する白血球の成分などが含まれています。舌苔は、軟らかいものばかりを食べていると、はがれにくく厚くなります。

舌苔には、たんぱく質が含まれており、たんぱく質が細菌によって分解されると、口臭のもととなる物質である「揮発性硫黄化合物」が生じます。ただし、舌苔があても口臭が強くならない場合もあります。

歯垢
歯垢の約70%は細菌で、細菌からの代謝産物も含まれています。この代謝産物によって口臭が引き起こされることもあります。

歯周病
歯の表面や歯と歯肉の間に歯垢がたまり、歯肉や歯周組織に炎症が起こるのが歯周病です。破壊された歯肉の組織や白血球などのたんぱく質が細菌によって分解され、揮発性硫黄化合物が生じ、口臭が引き起こされます。

虫歯
虫歯が進行して神経に炎症が及び、組織が腐敗すると、口臭が引き起こされることがあります。

入れ歯
入れ歯に使用されている人口材料には細菌が付着しやすく、手入れが不十分だと口臭が生じやすくなります。

口以外に原因がある場合も
口以外の原因から、口臭が起こることがあります。例えば、胃腸疾患や慢性扁桃炎、重症の糖尿病や腎臓病、肝臓病などで起こることがあります。
ほとんどにおわないのに、「口臭が強い」と思い込む場合は「自臭症」と呼ばれます。

また、ニンニクやネギなどのにおいの強い食べ物を食べると、口臭がすることがあります。この倍は、食べ物に含まれるにおいの成分が、腸から吸収された後、血流にのって肺へ届けられ、呼気に排出されてにおいます。

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