ガム試験と耳下腺カテーテル法検査

唾液の分泌量を調べる検査で、唾液分泌量の低下によって起こる、口腔乾燥症状の客観的な判定に用いられます。

ガム試験
チューイングガム1枚をかみ、口腔内に出てたまった唾液を、飲み込まないようにコップに全て吐き出し、その10分間の総量を測定する検査です。

耳下腺カテーテル法検査
耳下腺管に直接カテーテルを挿入し、分泌される唾液の量を測定します。耳下腺の開口部は、ほおの内側の頬粘膜にあります。そこから細くて柔軟な金属製の棒を差し込んで、順次、太いものへと交換して0.8mmから1mmぐらいまで拡大し、ポリチレン製のカテーテルを挿入、固定して、出てくる唾液を、試験管などにためます。

その際、10%クエン酸を少量、口腔内へ入れて味覚を刺激し、15分間の総量を測定します。大きな義歯を装着している人や、時間線造影検査を続けて行う場合は、この方法が選択されます。

検査を受けるときの注意
ガム試験は、特に苦痛をともなう検査ではありませんが、義歯を装着している場合は外して行います。耳下腺カテーテル法検査は、開口部を拡大するときに少し痛みがあります。耳下腺管はほおの中にある筋肉内を貫通しているため、緊張するとカテーテルの挿入が困難なので、できるだけリラックスしましょう。

検査によってわかる病気
ドライマウスの有無を客観的に把握するための検査です。ドライマウスは、シェーグレン症候群や慢性唾液腺炎、老人性唾液腺萎縮など唾液腺自体に原因があるものと、慢性副鼻腔炎に起因する口呼吸、熱性疾患、脱水、ストレスなど唾液腺以外に原因があるものの2つのタイプがあります。

この検査によって明らかな唾液分泌の低下が認められれば、上記の病気の原因をさらに詳しく調べます。シェーグレン症候群が疑われたら、口唇生検、耳下腺造影、唾液腺シンチグラム、血液検査(抗SS-B抗体)や、眼科による涙腺の検査が行われます。

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