口の周りに生まれつき裂け目がある状態です

口唇裂、口蓋裂とは、口の周りに生まれつき裂け目がある状態をいい、約500人に1人の割合で発生するといわれています。しかし、適切な治療を行うことで、治すことができます。

口唇裂
上唇に裂け目があるものです。唇だけが裂けているものや、唇を超えて鼻のほうまで裂けているものなどがあります。

口蓋裂
口蓋裂は、口蓋(口の中の天井に当たる部分)に裂け目があるものです。約半数は口唇裂と合併して起こり、その場合は「口唇口蓋裂」と呼ばれます。

軟口蓋(のどの近くの粘膜に覆われた筋肉の部分)に裂け目があるもの、硬口蓋(歯に近い骨のある部分)が裂けているものなどがあります。

口唇口蓋裂の影響
口蓋裂の場合は、見た目ではなく、体の機能にもさまざまな影響が出てきます。口蓋は、鼻からのどへの空気の通り道と、口からのどへの食べ物の通り道を隔てる役割を果たしています。

しかし、その口蓋が裂けていると、ミルクをうまく飲めなくなる哺乳の問題が起こります。また、言葉を発音するときに鼻とのどの間を塞ぐ口蓋が裂けていると、離すときに空気が漏れてしまいます。その結果、鼻声になったり、「ぱ行」や「か行」などの発音に支障をきたしやすくなります。

さらに、口唇裂があると、鼻が変形してることが多いので、呼吸しづらくなります。歯茎が裂けている場合は、歯並びが悪くなり、かみ合わせに影響します。

こうした問題から、社会生活に溶け込みづらくなってしまうことも多いため、適切な治療を受けることが重要になります。

関連記事
口唇裂と口蓋裂の治療 治療後の経過チェック