果物や野菜を食べると、口の中にかゆみや痺れが現れます

リンゴや桃、パイナップル、キウイなど、特定の果物や野菜を食べてから数分〜30分後で起こるアレルギーのことで、唇や口の中、喉のあたりにかゆみやはれ、痺れなどが現れます。一般的な食物アレルギーと違い、成人前後の年齢で初めて発症する場合が多いのが特徴です。

多くの場合は上記のような症状が、口腔内だけにあらわれ、15分程度で治まるのですが、蕁麻疹、ぜんそく発作、呼吸困難、腹痛、下痢など全身に症状が及ぶケースもあります。

リンゴやモモ、イチゴなどのバラ科の果物、メロンやスイカなどのウリ科の植物は、花粉症と共通のアレルギー物質が含まれている(交差抗原性)ため、これらの食べ物が口腔粘膜に接触することでアレルギー反応が生じると考えられています。

そのため、花粉症にかかっている期間が長い人ほど、こうくるアレルギー症候群を発症する割合が高くなります。さらに、食べられなくなる食べ物の種類も年々増加し、重症化する人も少なくないようです。

残念ながら根本的な治療療法は確立されていませんので、原因と考えられる食べ物の摂取を控えることが基本となります。ただし、アレルゲンとなる果実、野菜のたんぱくは高温と低温に弱いので、加熱したものや、缶詰の形では問題なく食べられます。