血腫:舌の裏などに血豆ができた状態です

血腫とは、舌の裏に紫色をした小豆くらいの大きさの血のかたまりができて、プックリと腫れあがった状態です。血腫自体は重大な病気ではありません。硬い食べ物や欠けた歯の角の部分があたったり、自分で舌をかんだりして起こります。

ちょっとした刺激で、潰れてしまうこともありますが、そうなると食べ物や飲み物が患部にしみるため、食事に支障をきたします。

大半は体内に自然吸収されて1週間くらいで自然治癒します。気になるからといって指先で無理やり潰したら、そこに粘膜びらん(ただれ)が起こり、回復までにかえって時間がかかり、軟膏などの塗布を必要とすることもあります。

ただし、頻繁に血腫ができたり、手や足など口腔以外の箇所にもみられるような場合は、血小板、血液凝固因子、血管の異常による特発性血小板減少性紫班病や再生不良性貧血などの血液疾患の可能性もないとはいいきれません。

これらは厚生労働省による難病指定を受けている非常に稀な病気ですが、血腫の症状が頻繁もしくは長引く場合は、血液内科、歯科口腔外科で、口腔状態のほかに、血小板を含め血液凝固に関する精密検査を受けたほうがよいでしょう。

日常生活では、粘膜の健康を維持する働きのあるビタミンCを多く含む食品(ピーマン、イチゴなど)を積極的にとるようにしましょう。ビタミンCは体に貯蔵できませんので、サプリメントを利用するのもよいでしょう。