耳下腺が炎症を起こす病気で、抗生物質が有効です

唾液腺の一つである耳下腺が炎症を起こす病気で、熱性疾患のときなどに唾液の分泌が減少して細菌感染を受けて発病します。

主な症状は、耳下腺のはれと発熱で、耳下腺部(耳の下、顎の後ろ側)を押すと痛みます。また口を動かしにくいなどの症状もみられます。炎症が強いときには、口の中の開口部から膿が出たりします。

治療としては抗生物質の投与が行われ、化膿がひどい場合は切開して膿を出すこともあります。また、唾液管の末端が拡張していると、年に何回も感染、腫脹を繰り返すことがあります。再発予防には、うがいをして口腔内の清潔を保つことが大切です。

一方、唾液腺のうち、舌下腺や顎下腺がはれることがあります。舌の下部や顎の下がはれて痛むため、話しづらく、食べ物が飲み込みにくくなります。口内炎などに続いて、起こるものがほとんどで、抗生物質が有効です。

なお、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はウイルス感染によるもので、耳下腺炎とは区別されます。