顎関節症の検査と治療

顎関節症が疑われる場合は、顎関節外来や歯科、口腔外科などの受診が一般的です。問診のほか、主に次のような検査を行い、総合的に判断します。

開口距離の測定
口がどのくらい開けられるかを測ります。一般に、最大開口距離が3.5〜4cm以下の場合、開口障害があるとされています。

触診
筋肉や靱帯、関節包の状態、痛みの有無や痛む場所を調べます。

画像検査
エックス線撮影で、骨の変形の有無や下顎骨の動きなどを調べます。また、MRI検査で関節円板のずれを調べることもあります。

顎関節症の治療では、次のような保存療法が中心となりますが、患者さんが自分の習慣・癖を認識して、間然することも大切です。

薬物療法
消炎鎮痛薬など、症状に合わせた薬を使用します。

スプリント療法
歯列を覆う「スプリント」という装具を使用します。スプリントは、かみ合わせを安定させたり、歯ぎしりによって顎関節や筋肉にかかる負担を軽減させます。

理学療法
筋肉が慢性的に痛む場合は、患部を温めて症状の緩和を図ります。

運動療法
口をまっすぐ開ける開口訓練など、あごの運動を行います。

医療機関での治療や自宅療法により、多くは2〜3ヶ月ぐらいで症状が緩和されます。早い場合には1週間ぐらいで改善することもありますが、なかなか改善しないこともあります。

症状が重く、なかなか改善しない場合には、関節鏡を使って癒着をはがしたり、手術で骨を整形するなど、手術療法が行われることもあります。

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