顎関節症には5つのタイプがあります

顎関節症は、障害が起こる部分によって次の5つに大別されます(日本顎関節学会の分類)。

T型
あごを動かす筋肉に障害が起こるもので、主に咀嚼(そしゃく)筋に痛みが生じます。咀嚼筋とは、口を閉じる筋肉で、こめかみの辺りにある「側頭骨」や、頬骨の下にある「咬筋(こうきん)」などがあります。

口をあける筋肉の、あごの後ろにある「顎二腹筋」や、首や肩の筋肉が痛むこともよくあります。

U型
顎関節を覆っている関節包や靱帯に障害が起こるものです。顎関節周辺に大きな負荷がかかって、ねんざを起こしたような状態になり、炎症による痛みが生じます。

V型
関節円板が、本来の位置より前にずれてしまうために起こるものです。口を開閉すると「カクン」と音がしたり、口を開けにくくなったりします。

W型
骨に障害が起こるものです。顎関節に大きな負荷が繰り返し、あるいは長時間持続してかかって、骨が変形します。下顎の骨の上部が削り取られたり、出っ張ったりし、口を開閉すると「ジャリジャリ」と音がしたり、物理的な刺激や炎症による痛みが生じたりします。

X型
T〜W型に当てはまらないものです。

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